普段からネットで、ドラマやニュースを見るのが趣味でしたが、それだけではただ面白かったで終わってしまい、物足りなさを感じ、何か手元に残る勉強の成果が欲しいと思うようになりました。
そこでまず一番に思い浮かんだものが資格取得でした。
韓国語試験で主なものはTOPIK、ハングル検定、そして通訳案内士ですが、TOPIKはすでに取得していましたしハングル検定はまだ自分の実力には程遠いと感じ、観光に特化した範囲の内容を網羅していれば取得可能なガイド試験を受けることにしました。この試験は国家試験なので元々興味はありましたが、一次試験の韓国語試験があまりにも難しく諦めていました。
ところが!なんと数年前からTOPIK6級で筆記試験の韓国語が免除になっていることを知り、この機会を逃したらまたいつ受けられるか分からないため、一念発起受験することを決心しました。
そこで、まずはひろば語学院の個人レッスンの先生に相談しました。自分の中だけで考えていると決心が鈍りそうなので、プレッシャーを感じつつも、モチベーションを保つには、やはり誰かに受験宣言する事が大事だと感じました。
一次試験は、外国語、歴史、地理、一般常識、通訳実務があり、外国語はTOPIKで免除を受けました。 歴史、地理は書店でガイド試験用の参考書を購入し、ひたすら暗記しました。ただやはり、過去問をみる とそれだけでは足りず、歴史は出来事の時代背景まで、地理は今ホットな観光地を知るために、旅行会社のパンフレットを北から南まで全て持ち帰って頭に叩き込みました(実際 参考書にはない観光地が試験にはたくさん出ました)。一般常識は、年間の来日外国人数や日本の文化、更には日本経済まで範囲が広 いため、最新の情報を得られるインターネットを活用しました。通訳実務は、観光庁の資料に目を通し ておけば答えられる問題でした。
なんとかギリギリ一次試験を一発合格したため、これはいけるのでは?と油断してしまい、ほとんど準備せずに二次口述試験の日を迎えてしまいました。しかし本番は通訳問題で焦ってしまい、更にプレゼンテーションや質疑応答ではろくな返答が出来ず黙り込んでしまい、やる気のない受験生と判断されて しまったのか結果は不合格でした。
一次試験免除は、翌年しか有効でないため、何とか次は受かる必要がありました。そこで、韓国語通訳ガイド参考書を購入し、日本文化に関する単語や表現を暗記するようにしました。しかし、覚えたと思っていても実際人前で話すのは至難の技で、やはりそのまま丸暗記ではなく、自分の言葉で説明できるようにしなければなりませんでした。
それには、ひろばの個人レッスンは最適でした。
まず宿題として、日本文化や観光地に関して2つのテーマを決め、それを韓国語で2分間説明できるよう文章に起こし、授業中、先生に発音や不自然な表現がないかなどをチェックして頂きました。自身で作った拙い文章を人前で披露するというのはなんとも恥ずかしいものですが、ここで躊躇っていてはダメ だ!と思い、本番さながらに発表しました。試験直前にも受講し、先生や教室の方々から「頑張ってね」 というプレッシャーを頂きつつ(笑)遂に2度目の本番を迎えました。通訳は見事に玉砕してしまいまし たが、プレゼンテーションは何とか2分間話し続けました。 質疑応答も決して黙ってはいけない!とあたふたしながらも受け答えするようにしました。
実際のお題は準備していた内容は全く出ず、何と「働き方改革」でした…ただそれでも、授業で自分の言葉で話す練習をしたから出来たのだと感じました。何はともあれ、無事に最終合格しホッ としました。
実際はこの資格で仕事をするまでの実力はまだまだなわけで、これからも、ひろばの先生のお力をお借 りして、日々向上していきたいと思いました。チェ先生、有難うございました!